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どう出版編集部ブログ

季刊誌『道』を発行している、どう出版の編集部が書き綴っていきます。

中村桂子先生との対談は、大阪高槻市にあるJT生命誌研究館で行なわれました。

中村先生は凛として美しく、人を包み込むような柔らかな雰囲気をお持ちでした。

取材の依頼をお電話でお願いした際には、「私は人見知りしますので・・・」と恥ずかしそうにおっしゃっていたのですが、

お会いするととてもそんなそんなふうには感じられず、ご挨拶もそこそこにすっかり打ち解けた感じで宇城先生との対談が始まりました。

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お話を伺った中村先生の4階のお部屋から、すぐ向かいにある食草園が見渡せました。

中村先生は、

「4階だし、地面はないし、塀で囲まれているし、こんなところに蝶がくるのかしらと思って。
 だけど、おもしろそうだからやってみたら、どんどん蝶が来て卵を産んだんですよ」

と嬉しそうに語ってくださいました。

中村先生は、そうやって、常に自分の目で見て確かめて、愛情をもって生きものを観察されてきたんだなと。

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先生は
「これまでの科学は、
 本来『生まれる』という考え方をしなければいけないのに、
 生きものを機械のようにとらえてきたことが課題であった」

とおっしゃいます。

「生まれる」という見方をしないと自然はわからないのだと。

それがすなわち、生命誌という、命を分析するのではなく、「誌」すなわち歴史、時間を加味してとらえていくあり方であるとお話しくださいました。

そういった中村先生の、生命の捉え方は、まさに、宇城先生が展開する、私たち人間の潜在能力の開発というあり方と同じです。


子どもの可能性をつぶさない社会をつくらねばならない。

子どもの能力を閉じ込めない大人にならなければならない。

それは、社会が、国が、誰かがやるのではなく、一人ひとりに問いかけられていることであることをあらためて確認した思いです。



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2016.11.11 14:43 | 編集部より | トラックバック(-) | コメント(0) |












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