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どう出版編集部ブログ

季刊誌『道』を発行している、どう出版の編集部が書き綴っていきます。

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ふだん飲んでいる牛乳、
そこには、低温殺菌牛乳だの、
ローファット牛乳だの
成分無調整だの
3.5牛乳だの、、、、いろいろな表示がなされていますが、

そうした表示にある一つひとつの意味、
あるいは、そうした表示に至るさざまざな
業界の事情など

中洞牧場の中洞正さんにお話を伺うまで
まったく何も知りませんでした。


私たちが、見えている、知っていると思っていたことは、
実は、牛乳パックに描かれた
広い牧草地で、牛さんがのびのびと草を食む
イラストからくるイメージだったりで、
けっこういい加減なものであったこと。


今回、中洞さんにあらためて日本の酪農事情を
教えていただだき、

いかに、自分たちが普段飲む牛乳について
何も知らなかったか、知ろうとしなかったかを
思い知らされました。


とにかく、
日本の牛乳の裏で起こっている
様々な衝撃的な事実に愕然としました。


日本では狭い牛舎で牛を飼う密飼いが常識になっていますが、
本来の酪農は、牛を放牧して、自然の草や木の葉を食べさせ
健康な牛の育成をすることで、健全な牛乳をつくる。

これを山で行なうのを山地(やまち)酪農法といって
中洞さんが取り組んでいる酪農ですが、これは同時に
山の保全、再生に役立っていると言います。

一石二鳥どころか一石三鳥の素晴らしい酪農法なのに、
会見のなかで述べられているように、すべてが業界や、
その上にある仕組みによって
ほぼ壊滅状態にさせられてしまったという事実。

すべては、アメリカの余剰穀物を原料とした
配合飼料を売るための仕組みであったこと。


中洞さんは取材の時に、

「みな、興味をもって取材にくるけど、
本質の部分のところは 書けない、書かないんだよね。
結局、今まで書いてくれたメディアはなかった」

とおっしゃっていましたが、

そういうことって、
日本のあちこちで起こっている課題と
リンクすると感じました。


真実を伝えることが、むずかしくなっている日本・・・・
本当に怖いことだと思います。

TPPの裏には何があるのでしょうか・・・・


今回、取材させていただいて、あらためて
本当に日本がこのままでいいのかを、
切実に考えさせられました。

私たちは真実を知る、という努力を重ねることで
賢くならねばなりません。

中洞さんの酪農にかける思いは、
そのまま、日本再生を願う強い思いとなって
伝わってくるのでした。



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[季刊『道』185号 購入へ]

 
2015.08.10 15:40 | 編集部より | トラックバック(-) | コメント(0) |












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