どう出版編集部ブログ

季刊誌『道』を発行している、どう出版の編集部が書き綴っていきます。

10月に発行する『道』 186号に
ドキュメンタリー映画監督、ハートオブミラクル代表
岩崎靖子さんにご登場いただきます。

8月21日(金)、名古屋にてインタビューをさせていただきました。


186号 岩崎監督



翌日に、
最新作品「大地の花咲き」の北海道での初上映会を控え
たいへんお忙しいなかにもかかわらず、
にこやかに、すてきなお話をいただきました。


私たちが岩崎さんのお名前を知ったのは、
「僕のうしろに道はできる」という映画でした。

脳幹出血により命も危ぶまれた宮田俊也さんの
植物状態からの回復の軌跡を丹念に追った映画で、
『道』で連載いただいている山元加津子さんが中心となって進める、

「植物状態の人も回復する方法があり、思いを伝える方法がある」
ことを伝える白雪姫プロジェクトを推進する
大きな原動力にもなっています。


次に、『道』181号でご登場いただいた、
4期連続赤字のホテルを見事に再生させた柴田秋雄さんと
ホテルアソシア名古屋ターミナルを描いた
ドキュメンタリー映画「日本一幸せな従業員をつくる!」も
岩崎さんの手によるものでした。


やさしい眼差しで、事実を丹念に追っていく映画は
多くの人の胸にやさしさを呼び起こし、
大きな波となって、全国各地、さらには世界16ヵ国で
自主上映会の輪が広がっています。

なぜ、ドキュメンタリー映画を撮るようになったか?
その原動力となるものは何か?

10月号でしっかりとお届けしたいと思います!


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2015.08.31 16:28 | 編集部より | トラックバック(-) | コメント(0) |

『道』最新号で、かっこちゃんこと山元加津子さんは
「ダウン症のことをもっと知ってほしい」という内容で
連載を寄せてくださいました。

それは、
ダウン症の娘、翔子さんを書家に育て上げた
金澤泰子さんとの対談で、
衝撃的なお話を聞かれたからでした。

翔子の個展に、ダウン症の赤ちゃんを抱いた
お母さんが大勢集まってくれるけれど、
新しい出生前診断が始まってから、
ダウン症の赤ちゃんが減っていると感じる・・・


という、金澤さんのお話でした。
(山元加津子さんと金澤泰子さんの対談は、
 単行書として発刊予定です。)


出生前診断とは、
妊娠中にそのお子さんの染色体異常などを
知ることのできる検査です。

2013年から、妊婦さんの血液採取だけで行なえる
新型出生前診断が導入された時に、
いのちの選別が行なわれることが増えてしまうのでは・・・と
危惧する声が上がったことを覚えておられる方も
あるのではないかと思います。

加津子さんも、
ご自身が中心になって進めるプロジェクト
「白雪姫プロジェクト」のホームページで、

「ダウン症の赤ちゃんを迎えられたお父さん、お母さんや、
  出生前診断でダウン症の可能性があると告げられたお父さん、お母さんへ」

というページを立ち上げ、
ダウン症のことを知ってもらい、
希望をもって赤ちゃんを迎えられるように
という活動をしておられます。

連載では、
ダウン症のお子さんを授かったお母さんの心の葛藤と、
それを乗り越えていく軌跡を、書いてくださいました。

「どんな命も、生まれるべくして生まれてくる。
  それは、間違いのないことだと私は確信しています。」


連載は、そう結ばれています。


185号 山元加津子



[季刊『道』185号 購入へ]

 
2015.08.28 12:16 | 編集部より | トラックバック(-) | コメント(0) |
杖道範士の松井健二先生から、『道』を読んでご連絡をいただきました。

185号の「被災地の今 ―― 木碑で伝える大津波の記憶 地域で守る未来のいのち」を読んでの感想でした。

「大槌町の吉田君の記事読みました。

とても良い取り組みです。

世代間の断絶を修復するという意味で意義深いものです。

そして一人の青年の思いと行動が世代を越えた大きな輪になった。

色々な分野で血の通った世代間交流や歴史に学ぶ姿勢が

大きな輪になって行く事を願ってやみません。」




185号 木碑
大槌町安渡地区に立つ震災の記憶と教訓を伝える木碑


『道』で連載いただいた「師につくし 自己を磨き 人を育てる」で松井先生は、
「伝承を失う怖さ」ということについて東日本大震災にも触れて警鐘を鳴らしておられました。

連載を収録した松井先生の新著から引用いたします。

「東日本大震災を思い出して下さい。

先人が自分たちの被災経験を後世に伝えようとして「ここから下に家を建てるな」という碑を残したり、文献でも数多くの資料を残していたにも拘わらず、誰も見向きもしなかった。

祖父母や老人たちに、あるいは先人の経験を素直に聞き、大切にする風土が残っていたならば、あの災害はもっと軽く済んだはずです。・・・・」

松井健二著 『自己を磨き人を育てる』 第三部より




木碑の実現は、松井先生が感じておられた「伝承の危機」に
応えるものでした。

ある地区の、小さな取り組みかもしれませんが、
復興への確かな足掛かりを、見せていただいたと思います。

ぜひお読みいただきたい記事です。

[季刊『道』 185号 内容のご案内 ]

 
2015.08.26 14:00 | 編集部より | トラックバック(-) | コメント(0) |
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ただいま、宇城憲治先生のさらなる新作DVDを制作中です。

 タイトルは、

  「宇城空手 in AIKI EXPO」  です。

これは、2002年、2003年にはラスベガスで、2005年にはロサンゼルスで
開催された合気道の世界最大の祭典 AIKI EXPO に

宇城憲治先生が特別師範として招待された時の指導の様子をまとめたDVDです。



流儀・会派を越えた武術・武道の祭典であるこのイベントに
宇城先生を招待したのは、

平和を希求する武道・合気道とその開祖・植芝盛平に魅せられ
その研究に身を投じたアメリカ人、スタンレー・プラニンです。

プラニンは、弊社 どう出版の前身・合気ニュースの初代社長です。

プラニンは、合気道を愛する一方で、現代合気道の稽古における
攻撃の甘さを課題ととらえ、本物の攻撃の威力とスピードに
触れてほしいと、空手指導者である宇城先生を3回にわたり招きました。

DVDはその時の宇城先生の指導の様子や、行なわれた対談の様子などを
収録しています。



合気道は、投げを特徴とする武道ですが、
宇城先生が受け継いだ空手の伝統の型には投げや崩しが包含されています。

合気道のセミナーでは、そうした一撃必殺の突きや蹴りが、次々に
投げや崩しに形を変えて披露されていきます。

まさに、ゼロ化しての投げ、突き、蹴りなど、
臨場感あふれる技の数々は、圧巻です!

力をまったく使わない投げの本質がここにあります。





またこのDVDには、宇城先生による型演武も収録しています。

さらに、特筆すべきは、
ロシア武術システマ創始者ミカエル・リャブコ氏と宇城先生との
武術談義の模様が収録
されていることです。


実に盛りだくさんの内容ですが、

現在、「気」によって、誰にもある潜在能力を発掘し、
生き方に生かしていくという指導を展開されている
宇城先生の指導につながる一端が

まさにこうした真剣な武術指導のなかにあることを
本DVDで感じとられる方も多いことでしょう。


以下は、このDVDの予告クリップです。




※このDVDは、宇城道塾教材として、宇城先生の活動を塾生にお知らせするために
制作したものであり、一般書店では販売いたしません。

1本 4000円(税込)
収録時間 26分


9月1日に発売予定です。
現在先行予約販売中です。
1日までの予約期間中にご予約いただければ、
送料は無料となります。

お申し込みは以下まで
DVD 『宇城空手 in AIKI EXPO』 購入ページ

 
2015.08.20 17:00 | 編集部より | トラックバック(-) | コメント(0) |
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どう出版の新作DVD のご紹介です。

去る、6月27日、28日にドイツ・ベルリンにて、UK実践塾代表 宇城憲治先生による
ヨーロッパ初の第一回ドイツ空手セミナーが開催されました。

このセミナーには、地元ドイツはもとより、
オーストリア、イタリア、ポーランド、スイス、イギリス、フランス、カナダ、アメリカなどのフルコン系、寸止め(伝統空手)系の各会派が参加、7段、6段の高段者・指導者クラスも多数参加しました。


このたび、この第一回ドイツ・ベルリン空手セミナーでの宇城先生による
指導の様子をまとめたDVDが完成しました。

タイトルは、

  「生きる道を伝える 宇城空手」 です。

「生きる道を伝えたい」とは、
このセミナーに宇城先生を招待した、空手道歴52年の、インゴー・フライヤー氏(72歳)の言葉です。

フライヤー氏は、長年空手の道を追い求めてきたものの、
技術面においてはもとより、
さまざまな課題を抱える組織の問題、勝敗に重きを置く
あり方に疑問を抱くようになり、組織を離れ
自分の理想とする空手を求め続けてこられました。

昨年2014年の宇城先生のニューヨークセミナーに参加され、
やっと自分の理想とする空手にたどり着き、

「これまでの50年の修行人生よりも、
 宇城先生に学んだ2日間のセミナーで学んだことがはるかに多かった」


と語っています。

このセミナーは、「生きる道を教える、宇城先生の空手を、ヨーロッパに伝えたい」という、
フライヤー氏の情熱に応え、開催されたものです。

以下は、このDVDの紹介クリップです。




※このDVDは、宇城道塾教材として、宇城先生の活動を塾生にお知らせするために
制作したものであり、一般書店では販売いたしません。

ご希望の方は、以下よりお申し込みください。
[ DVD 『生きる道を伝える宇城空手 ドイツ・ベルリン空手セミナー』 ]

 
2015.08.20 16:12 | 編集部より | トラックバック(-) | コメント(0) |
 
『道』ではこれまで
たくさんの戦争体験者の方々にお話を伺ってきました。

職業軍人として、志願兵として、
民間人として、医師として ――

皆さん、必ず強く訴えられたのは

命を奪いあい、命が道具として使われる、
そんな事態を二度と招いてはならない。

解決の手段として
絶対に戦争を選んではならない、ということでした。

8月15日を迎える時、
戦争の証言を聞き続ける原点となった

元神風特攻隊員 浜園重義さんの言葉を
必ず思い浮かべます。

2005年の当時、すでにご高齢で
戦時中に被弾した後遺症もあり取材などおっくうだったはずです。

しかし浜園さんは、
電話口で、きっぱりとこうおっしゃいました。


「私はね、
 戦争のこと、特攻のこと知りたい、
 という人の依頼を、
 絶対に断るわけにはいかんのです。

 断ってはならんのです。
 これは私の使命だから。」



浜園さん02

浜園さん01
昭和20年3月 フィリピンから帰国した浜園さん



ともに戦い散っていった多くの戦友への思い、
平和をつくっていかなければならないという思い――。

その気持ちひとつで、
浜園さんは応えてくださったのだと思います。

取材後にくださった
浜園さんの手紙を紹介します。



春、夏、秋、冬がはっきりしているのは
日本だけかも知れません。
特に春は最高です。

昨日はあまり天気が良いので
高台の畑に登ってみました。

青葉、若葉の新鮮な空気、
頬をなでて行く春風、
日本に生まれた喜びと
生きている喜びを感謝することでした。

有難う私の祖国日本。

この平和が子供、孫たちの世代にも
ずーっとずーっと続くように、
現在の我々が努力し頑張らなくてはなりません。

平和も繁栄もなんとなくは来ません。

日本国民全部が努力し頑張るところに
平和も繁栄も生まれてきます。

日本を一番愛するのは我々日本人です。
そして子供、孫たちを平和にしてやる責任と
義務があると思います。

祝日には国旗を掲揚しましょう。
日の丸は日本の印です。

オリンピックで日の丸が揚がると
日本人なら白い物が流れるはずです。

その気持ちが愛国心、平和、躾に
つながっていくと思います。

特攻隊員は二十歳前後で水平線の彼方に
消えて行きました。

私も八十一歳になりました。
あと幾許(いくばく)、祖国の幸多かれと祈っています。


二〇〇五年五月二十日    浜園重義




浜園重義さんと宇城憲治先生の対談は、
2005年秋の『道』145号に掲載いたしました。

その後、対談集『大河にコップ一杯の水 第1集』 に収録。

戦争体験者のメッセージとともに、
絶体絶命の状況をどのように切り抜けたか、
生き抜く気概というものが伝わってきます。


【 『道』145号(2005秋)】
【大河にコップ一杯の水 第1集】


 
2015.08.13 12:51 | 編集部より | トラックバック(-) | コメント(0) |
 
ふだん飲んでいる牛乳、
そこには、低温殺菌牛乳だの、
ローファット牛乳だの
成分無調整だの
3.5牛乳だの、、、、いろいろな表示がなされていますが、

そうした表示にある一つひとつの意味、
あるいは、そうした表示に至るさざまざな
業界の事情など

中洞牧場の中洞正さんにお話を伺うまで
まったく何も知りませんでした。


私たちが、見えている、知っていると思っていたことは、
実は、牛乳パックに描かれた
広い牧草地で、牛さんがのびのびと草を食む
イラストからくるイメージだったりで、
けっこういい加減なものであったこと。


今回、中洞さんにあらためて日本の酪農事情を
教えていただだき、

いかに、自分たちが普段飲む牛乳について
何も知らなかったか、知ろうとしなかったかを
思い知らされました。


とにかく、
日本の牛乳の裏で起こっている
様々な衝撃的な事実に愕然としました。


日本では狭い牛舎で牛を飼う密飼いが常識になっていますが、
本来の酪農は、牛を放牧して、自然の草や木の葉を食べさせ
健康な牛の育成をすることで、健全な牛乳をつくる。

これを山で行なうのを山地(やまち)酪農法といって
中洞さんが取り組んでいる酪農ですが、これは同時に
山の保全、再生に役立っていると言います。

一石二鳥どころか一石三鳥の素晴らしい酪農法なのに、
会見のなかで述べられているように、すべてが業界や、
その上にある仕組みによって
ほぼ壊滅状態にさせられてしまったという事実。

すべては、アメリカの余剰穀物を原料とした
配合飼料を売るための仕組みであったこと。


中洞さんは取材の時に、

「みな、興味をもって取材にくるけど、
本質の部分のところは 書けない、書かないんだよね。
結局、今まで書いてくれたメディアはなかった」

とおっしゃっていましたが、

そういうことって、
日本のあちこちで起こっている課題と
リンクすると感じました。


真実を伝えることが、むずかしくなっている日本・・・・
本当に怖いことだと思います。

TPPの裏には何があるのでしょうか・・・・


今回、取材させていただいて、あらためて
本当に日本がこのままでいいのかを、
切実に考えさせられました。

私たちは真実を知る、という努力を重ねることで
賢くならねばなりません。

中洞さんの酪農にかける思いは、
そのまま、日本再生を願う強い思いとなって
伝わってくるのでした。



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[季刊『道』185号 購入へ]

 
2015.08.10 15:40 | 編集部より | トラックバック(-) | コメント(0) |
 
カリブ海に浮かぶ小国・ドミニカ共和国は、
日本の人口の10分の1でありながら
なんと、
日本の10倍以上のメジャーリーガーを毎年輩出している。

ドミニカの野球少年たちは、みな全員、
ボールがきたら、思いっきりフルスイングするそうです。

いくら失敗しても、指導者は決して選手たちを怒らず、
ポン!とお尻を叩くだけ。

だからドミニカの子供たちは、どうどうと何度も失敗する。


そういうなかで子供たちには
思いっきり野球を好きになってもらうのだそうです。
 
ずいぶん日本と違う!
 
でも結果は、ちゃんと出ている。

何が違うんだろう。。。。


そのことを教えてくれたのが、
現在、そのドミニカに滞在して、野球指導のあり方を勉強されている
阪長友仁さんです。

阪長さんは、24歳から開発途上国への協力事業に携わり、
アジア、アフリカ、、中南米、における野球指導や、
グアテマラ共和国でのJICA企画調査員として勤務するなど
海外での野球指導やあり方にずっと携わってきた方です。

阪長さんには 前号の『道』184号で
『日本の野球を世界から見つめて』という題する会見で
ドミニカの野球指導と日本の違いを
語ってくださいましたが、

その阪長さんが、今号から連載と言う形で、
その違いの根底にあるものを
より詳しくレポートしてくださることになりました。


第1回目は、
「待つ」という指導のあり方について

阪長さんは問いかけます。

「今、才能豊かな15歳の選手が目の前にいて、あなたは
彼が活躍できるようになるまでどれくらい待てますか」と。

日本では、1、2年後というのが当たり前の世界では
ないでしょうか。
 
ドミニカでは、なんと15年後、
つまり30歳で活躍できればいい。

6歳から始めたとしたら、なんと24年“待つ”というのです!


そこにどんな違いがあるのでしょうか。

ぜひ、阪長さんの会見記事、連載を
読んでみてください。

目から鱗の内容が満載です!


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[季刊『道』185号 購入へ]

 
2015.08.04 09:55 | 編集部より | トラックバック(-) | コメント(0) |
 
大事なことを後世に伝え残そうとするとき、
私たちは遠い昔から、
石に刻んで残してきました。

墓誌や記念碑など、その思いを石に刻むことで、
幾世代も先まで伝わることを期待したことでしょう。


しかし、その「思い」を確実に届けるには
石では不十分だったのです。


東日本大震災で甚大な津波被害を受けた
岩手県大槌町の高校生が、

多くの命が失われたのちに
石に刻まれた津波の教訓「地震が来たら高台へ」という
メッセージを発見し、

「なぜこれが、多くの人に伝えられていなかったか」
「伝えられていたら、もっとたくさんの命が助かった」

ということに思い至り、

「朽ちていく木材で津波の碑を建てよう」

と行動をはじめます。


石碑は手入れが不要であるが故に、
伝える人がいなくなれば、ただの風景になってしまいます。

建て替えが必要な木碑であれば
手入れのたびに、次の世代に自然に伝わっていくだろう・・・


その行動はさらに

大人たちをも巻き込み、
被災で消沈した地域の活気を取り戻すきっかけとなります。


『道』185号「木碑で伝える大津波の記憶 ― 地域で守る未来のいのち」では、
この活動の中心となった高校生と、
それに応えた地域の方にお話を伺いました。

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小國忠義さんと吉田優作さん

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[季刊『道』 185号 内容のご案内 ]

 
2015.08.03 14:13 | 編集部より | トラックバック(-) | コメント(0) |