どう出版編集部ブログ

季刊誌『道』を発行している、どう出版の編集部が書き綴っていきます。

 
季刊『道』191号が、いよいよ1月24日(火)に入荷してまいります!

テーマは、「信念を貫く」。

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信念をもって歩む人は、どんな道であれ自分も人をも育てていく ――
このことが強烈に伝わってくる1冊となりました。


「宇城憲治巻頭対談」には、
昨年、25年ぶりのリーグ優勝を果たした広島東洋カープの緒方孝市監督にご登場いただきました。
選手時代から師とあおいで学び続けた宇城氏と、来季に向けての信念とこれからの野球について語り合っていただいています。

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勝ちは希望を与え 負けは人間を強くする 
― 人間を育てる野球を貫く ―

広島東洋カープ監督 緒方孝市 VS UK実践塾代表 宇城憲治

「勝とうが負けようが、『できたか、できなかったか』が大事。負ければ負けるだけの原因があった。その反省と次への準備、その日々の繰り返しが良かったと思う」 (緒方)

「高みの世界があることが分かってくれば、決して今に満足することなく24時間稽古につながっていく。これは経験した人でなければ分からない世界です」 (宇城)



●今回のロングインタビューは3本立て。


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信念のままに伝え続ける反戦の思い 
元海軍主計大尉 俳人 金子兜太 

「ばかばかしいような人間の死というのを積み上げていくのが戦争なんですよ。
 そんなものを認めていいはずがないんだ」
あの戦場で身体に刻み込んだ思いを句に込める、97歳の問いかけ。


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命を強くする生き方 
マクロビオティック指導家 田中愛子

「カロリーがいくつ、カルシウムがいくつとか、そうやって集めるんじゃなくて、命を強くしたらいいんです」
母を失った悔しさをバネに、身一つで伝えていったマクロビオティック。
師の教えを軸にした、しなやかな生き方。


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頑張っていれば、もっともっといいことがある!
― 末期がん、津波被災を乗り越えて ―
農漁家レストラン「松野や」 松野三枝子

「志津川から避難している人たちが戻ってきた時に、休む場所をつくってあげたい」
余命ゼロの末期がんと、津波・震災を乗り越え生かされた命を
苦しむ人の力に――松野やの女将の思い。



●そして豊富な連載記事の数々

毎号毎号、『道』にお寄せいただく原稿や写真には、執筆いただく方の今の活動や、今に至る思いがあふれんばかりにつまっています!


191号の詳細は、こちらをご覧ください。
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2017.01.18 14:36 | 編集部より | トラックバック(-) | コメント(0) |
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季刊『道』158号(2008秋)、159号(2009冬)の宇城憲治巻頭対談でご登場いただいた日本熊森協会会長の森山まり子氏から、

このたび出版した無着成恭著『おっぱい教育論』について、「一気に読ませていただきました」と感想をいただきました。

森山会長はもともと中学の理科教師でしたが、人間による森林破壊によって野生動物が滅びようとしていることを知り立ち上がった生徒たちとともに、環境保護活動を始められた方です。


無着先生の言われていることは全くその通りで、どうしてこういうまともな知恵がもっと世の中に広まっていかないのか、残念です。経済第一の今の社会には、あわないのかもしれませんね。
今回、どう出版が先生のご著書の復刻版を出版されたことに感謝します。

無着成恭先生が、「学問というのは、おもしろいものなんです。すればするほど、したくなるものなんです。点数とは関係がないのです」
と言われていますが、まさしくその通りだと思います。

私が学問のおもしろさに目覚めたのは中学生の時です。こんな面白いこと一生していたいと思いました。それ以来、ずっと学問し続けて今日に至ります。

本来、子どもたちは、知らなかったことを知ったり、できなかったことができるようになることに、人間の本能としてこの上ない喜びを感じるものなのです。しかし、今の学校教育や家庭教育は、強圧的に子どもの頭に知識を詰め込もうとして、子どもたちから学問する喜びを奪い、かわりに子どもたちを苦しめ続けるものになっています。本末転倒です。

その結果、もはや人類とは呼べないまでに思いやりを失った新人種が誕生して、私たちの命を支えるたった一つの地球環境を平気で破壊し続けています。もはや狂っているとしか思えません。

無着先生は、「特にエリートコースに乗っかった人間は、自分のやっていることが、日本民族にどういう影響を与えるかということがわかっていない」とも言われています。
エリートは社会のリーダーとなり、多くの人々に影響を与えますから、こういう人達にも、この本を読んでいただきたいですね。



無着先生は、本書を「私の遺言」とおっしゃって、「日本の若いお母さんたちみんなに読んでもらいたい!」と願っておられます。

その思いをこうして受け止めてくださることは本当に嬉しいです。
『道』に登場いただいた方々が、こうして目に見えない交流をしてくださることに、私たちも頑張ろう!と思います。

(森山会長の対談は、『大河にコップ一杯の水 第2集』に収録されています)


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無着成恭著 『おっぱい教育論』

2016.12.07 17:17 | 編集部より | トラックバック(-) | コメント(0) |
季刊『道』189号ロングインタビューにご登場いただいた無着成恭氏が、
「今こそ親や教師に読んでもらいたい一冊」 と言う『おっぱい教育論』。

本日入荷となりました。


無着氏は本書のあとがきを、

「『赤ちゃんは母乳で育ててください』は私の遺言です」 と締めくくられました。

「母乳で育てる」とは、赤ちゃんを抱いて肌を合わせること、目を見て語りかけること。
そしてその延長に、子どもの好奇心を潰さず育てること、「本当の知識」を与え導くことがあります。

「おっぱい教育論」には子どもを本当の意味で守り育てていくための、90歳の教育者の経験と願いがつまっています。

・・・・・
テストというのは、教師が、自分の教えたことがどれだけわかっているかと調べ反省するためにやるものです。

誰がどこでわからなくなっているか、誰はどこでつまずいているか、誰が何を悩んでいるのか。
そういうことを知ることです。
それを知って、手当てをすることです。

点数をつける必要は、教育という営みの中にあってはならないのです。
(本文より)
・・・・・

母親だけでなく、子どもを育む全ての人に手にとっていただくことを願っています。

まとめてご注文いただいた場合、送料を無料としたします。また、20冊以上には、増量プレゼントをいたします。
詳しくはこちらをご覧ください。
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muchaku (2)
2016.11.24 14:48 | 編集部より | トラックバック(-) | コメント(0) |
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「弓では、身体で引くという言葉があるのですが、頭で理想の射(しゃ)を考えても、実際に身体で弓を射らなければ上達しない。
だから行動、アクションは大事です。
起こしたら次のアクションへ、それがとても大切ですね。
アクションを起こせば、それがよかったかどうかが分かってくる。分かってくれば次の行動が起こせるんです。」



ゴディバジャパン社長のジェローム・シュシャンさんへの取材のきっかけは、シュシャンさんが書かれた『ターゲット』でした。

知り合いに、「『道』にぴったりの、おもしろい外国の方がいますよ」と紹介され、読んだのがこの本でした。

『ターゲット』は、シュシャンさんの生き方はもちろん、ずっと大切に修行してきた弓道への思いや、武道を通したビジネスの考え方、日本への愛情がたっぷり描かれていて躍動感にとみ、一気に読んでしまいました。


大企業の社長さんに、すぐにつながるような縁は私たちにはありませんでしたが、シュシャンさんが弓道五段であり、お師匠が以前『道』で取材させていただいた弓道範士の浦上博子先生であったことから、さっそく弓道連盟に紹介のお願いの手紙を書きました。

すぐに連盟を通じてシュシャンさんからお返事をいただいた時は、あまりの早さに驚いてしまいました。

ゴディバのチョコレートは、毎回海外に行くたびにお土産にしていて、いつも喜ばれていました。
一体、どんな社長さんなんだろう?



取材当日、通されたお部屋はゴディバジャパン本社のガラス張りのお部屋。

緊張して待っていると、そこへさっそうと入ってこられたのが、満面の笑顔のシュシャン氏でした。
その笑顔にシュシャンさんの温かな人柄を感じ、いっぺんに緊張が溶けたのを覚えています。


日本にいらしたのは、1983年、大学時代だったそうです。

東南アジアを旅していて日本にたどり着き、ヒッチハイクで旅を続けながら、その時のいろいろいろな方との出会いの延長上に今のゴディバジャパン社長となった自分がいるのだと言います。

その「人との縁」に関しての捉え方は、まさに、「行動が出会いを生み、行動を起こすからこそ、人生で何かが生まれていく」 というもの。

そうした出会いを常に大切にされてきたシュシャンさんだからこそ、多くの人に愛されるゴディバを牽引してこられたのだなと。

人となりを知ることで、よりゴディバのチョコレートが身近になりました。


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2016.11.16 16:42 | 編集部より | トラックバック(-) | コメント(0) |
中村桂子先生との対談は、大阪高槻市にあるJT生命誌研究館で行なわれました。

中村先生は凛として美しく、人を包み込むような柔らかな雰囲気をお持ちでした。

取材の依頼をお電話でお願いした際には、「私は人見知りしますので・・・」と恥ずかしそうにおっしゃっていたのですが、

お会いするととてもそんなそんなふうには感じられず、ご挨拶もそこそこにすっかり打ち解けた感じで宇城先生との対談が始まりました。

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お話を伺った中村先生の4階のお部屋から、すぐ向かいにある食草園が見渡せました。

中村先生は、

「4階だし、地面はないし、塀で囲まれているし、こんなところに蝶がくるのかしらと思って。
 だけど、おもしろそうだからやってみたら、どんどん蝶が来て卵を産んだんですよ」

と嬉しそうに語ってくださいました。

中村先生は、そうやって、常に自分の目で見て確かめて、愛情をもって生きものを観察されてきたんだなと。

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先生は
「これまでの科学は、
 本来『生まれる』という考え方をしなければいけないのに、
 生きものを機械のようにとらえてきたことが課題であった」

とおっしゃいます。

「生まれる」という見方をしないと自然はわからないのだと。

それがすなわち、生命誌という、命を分析するのではなく、「誌」すなわち歴史、時間を加味してとらえていくあり方であるとお話しくださいました。

そういった中村先生の、生命の捉え方は、まさに、宇城先生が展開する、私たち人間の潜在能力の開発というあり方と同じです。


子どもの可能性をつぶさない社会をつくらねばならない。

子どもの能力を閉じ込めない大人にならなければならない。

それは、社会が、国が、誰かがやるのではなく、一人ひとりに問いかけられていることであることをあらためて確認した思いです。



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2016.11.11 14:43 | 編集部より | トラックバック(-) | コメント(0) |